乳歯ケース制作過程

皆様、こんにちは。今日はご好評の乳歯ケースを作るプロセスなどを少しご紹介したいと思います。

北米産ブラックウォルナットの厚板から本体とフタをちょうど隣り合わせになるところで木取りします。

フタが入る部分を加工した後、抜けた乳歯が収まる穴をあけるのですが、これは普通のドリル刃ではあけません。

こんな感じで三面ルータービットを使って正確な位置に素早くあけるのです。もちろん穴の位置はこのjigでバッチリ固定されています。

フタに奥歯のアイコンが象眼されるのですが、これも先程のルーターという機械を使って歯のカタチに穴あけしておきます。左側に見えるのが象眼する前の目と口だけ入っているアイコンです。

こんなかんじでテンプレートを使って奥歯のアイコンのアウトラインを印します。そして慎重に糸鋸で切り取ったら、これまた超慎重に少しずつ穴に嵌まるように回りを削っていき、ピッタリに仕上げます。

奥歯アイコンの象眼が収まったらフタのストッパーも取り付けて、これまた超慎重にフタのスライド具合やストッパーの納まり具合等、微調整します。スムースな開閉にするには、その日の天候にも左右されますので、何日か経ってからまた具合を確かめないといけません。

そしてオイルワックス塗装をして出来上がり〜

あまりにもサクッとした説明でしたが、これだけの事をするのも結構手間がかかっているのですよ。そこんとこヨロシク!